* WRVより馬場副会長、皆川神奈川支部事務局長に、福島県
職員2人が同行し、5月1日に現地入りして視察予定。
宮城県山元町沖貨物船座礁事故現地調査報告
○事故経緯
2007年4月17日(火)午前4時ごろ、宮城県山元町磯浜漁港沖でセントビンセント・グレナディーン船籍貨物船「ジェーン」号
(総トン数:4,643d 積荷:石炭5,248d)が座礁した。その後油が流出した。船体油残量C重油34d、A重油27d、潤滑油5d
計66d。
○現地調査
(事故現場は、宮城県と福島県の県境にあたり、流出油が南側(福島県方面)のため、主に福島県と連絡調整の上実施した)
2007年5月1日(火)
担当者:皆川康雄
同行者:福島県生活環境部自然保護グループ 佐藤洋司氏
福島県鳥獣保護センター 溝口俊夫氏 他1名
・ 事故現場付近の海岸(磯浜漁港)より事故船体を確認。
・ 事故現場付近は油のにおいは確認できるものの、目視の範囲では確認には至らない。
(ただし、事故現場から数キロ離れた相馬港では、少量の油膜が確認された)
・ 相馬港には、隣接する県立松川浦公園があり、貴重な自然が残されており、自然環境保全の観点から、オイル
フェンスが張られていた。(調査当日は、油が入り込む恐れがなくなってきたことと、漁船等の往来のため一部開放され
ていた)
・ 数種の海鳥を確認したが、油の付着等の鳥は確認できなかった。
現地にて情報交換した関係機関
・ 福島県相馬港湾建設事務所(オイルフェンス装着及び港湾内パトロール担当)
・ 福島県相双建設事務所(港湾外の管轄内パトロール担当)
・ 福島県相双農林事務所(港湾外の管轄内パトロール担当)
・ 福島県相双地方振興局県民環境部(傷病鳥獣の搬送担当)
写真)事故現場(磯浜漁港付近にて)
写真)事故現場(磯浜漁港付近にて)
写真)薄い油膜(相馬港湾内にて)
写真)オイルフェンス(相馬港湾内にて 奥が県立松川浦公園)