海難事故情報

 

カンボジア船籍 貨物船FAITH号 沈没による重油流出

発生日:2007年7月10日 午後915分沈没

    2007711日 燃料重油流出確認

場所:島根県・日御碕の北西約111キロ

 

 

沈没した船内から燃料用重油が流出。

現場海域では、北東へ長さ約17.5キロ幅

500100メートルの油膜帯がのびている

とのことです。

 

もし被害にあった海鳥を保護した場合、

日本海

 

日御碕

 

当協会あてにご連絡ください。

 

 

 

(参考)

この事故関連の記事は以下に掲載されて

います。

毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070712-00000274-mailo-l31

 

 
















070201


対馬の油汚染鳥について
 今年も対馬の西海岸で油に汚染されたオオハムが観察されています。
保護、収容された場合は、対馬内の獣医師の診療を受け、すみやかに
長崎県野生動物救護センターに輸送し、診断、治療、洗浄、リハビリ等を
行うように地元で体制つくりが出来ております。
 2007年1月12日〜13日に環境省等の研修会に関係者も参加しております
ので、救護活動が順調に出来ると思います。
 WRVも必要があれば、いつでも、応援に行きます。
皆様のご協力とご支援をお願い致します。

NPO WRV 会長 須田 沖夫


070126


数日前から情報提供させて頂いている、イギリスでの貨物船座礁による
海鳥への被害ですが、現在約1,000羽の被害(内600羽は死体収容)
が確認されているそうです。
重油の流出は依然として続いており、海岸に流れ着いていない被害鳥もあわせる

被害は10,000羽にのぼる可能性があるとのことです。

また、被害鳥の多くを占めているウミガラスの繁殖期を控えているため、
繁殖への影響も懸念されています(↓RSPBのHP)
http://www.rspb.org.uk/policy/marine/news/oiledbirds.asp

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http://news.bbc.co.uk/2/hi/uk_news/england/6297993.stm

Napoli oil 'may hit 10,000 birds' 
 
Up to 10,000 seabirds could be caught in an oil slick from a ship
wrecked off the Devon coast, the RSPB says.
About 1,000 affected birds have been collected since the MSC Napoli was
beached off Sidmouth at the weekend.
Around 600 of these are likely to die, according to the Royal Society
for the Protection of Birds.
But the charity said that it did not know what the final total of
affected birds would be, and that it could be up to 10 times the known
numbers.
  We just do not know how many birds have been affected by the oil
Sophie Atherton, RSPB
A new slick has been formed from oil leaked from the stricken container
ship.
The Maritime and Coastguard Agency said the slick, which started on
Tuesday, was several kilometres long and 30 metres wide.
The agency does not think any more fuel is leaking, as work continues to
pump 3,500 tonnes of oil from the vessel.
The RSPB spokeswoman Sophie Atherton said the true extent of the
contamination of seabirds would be difficult to measure.

She said: "For every oiled bird ashore, there could be up to 10 times
that number at sea.
"We just do not know how many birds have been affected by the oil."
The RSPCA said more than 500 seabirds had been treated at its West Hatch
centre in Taunton, Somerset.
The birds were contaminated by between 60 and 200 tonnes of fuel oil
which leaked from the Napoli.
RSPCA spokeswoman Jo Barr said the birds had been collected from
Paignton in south Devon to Chesil Beach in Dorset.
This weekend a small army of RSPB staff and volunteers will scour about
100 miles (160km) of coastline and beaches between Slapton Sands in
south Devon and Portland in Dorset for more oiled birds.
Water sample results taken this week by the Environment Agency near the
ship so far show no signs of pollution from the oil, pesticides or other
chemicals from the vessel.
Further sampling will be carried out twice a week for the foreseeable
future.
The Napoli was grounded off Sidmouth last weekend during a tow to
Portland because it was feared she could sink.
The ship was damaged during a storm in the English Channel.
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環境省水鳥救護研修センター
齋田 栄里奈


061130


三重県鳥羽市沖 座礁事故

三重県鳥羽市沖で小型タンカーが座礁しA重油が流出したとのことです。
鳥羽海上保安部によると、油の流出量は不明だが、
28日夕方時点で油の流出は止まり、海上に流出している油は
油膜程度の薄い状態であるとのことでした。

鳥羽海上保安部HP
http://www.kaiho.mlit.go.jp/04kanku/toba/C/C-0.htm

中日新聞報道
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20061128/eve_____sya_____020.shtml



061124


茨城沖座礁事故 続報

WRVメンバーおよび茨城県獣医師会の救護活動から放鳥まで







061108


茨城沖座礁事故 続報

「ジャイアント・ステップ号」からの油流出により被害を受け11月6日時点で
生存しているクロガモ2羽の洗浄に同行したので報告します。

日時:11月7日PM1:00〜
場所:茨城県鳥獣センター(那珂市戸4589)
同行者:須田会長、馬場副会長、安田理事、皆川神奈川支部事務局長、大窪理事
参加者:茨城県獣医師会20名、群馬県環境・森林局坂庭氏
取材:NHK茨城支局
報告者:大窪

 「ジャイアント・ステップ号」からの油流出による鳥被害の報告が入り、11月4日に

馬場副会長が鳥獣センターへ現地調査に行き、7日に油汚染鳥の洗浄に行くと言う
ので同行した。

 現地の茨城県獣医師会から20名の獣医師が参加、見学に来た。中には、救出され
てすぐの10月27日から救護活動に参加していた鉾田市の獣医師も参加。
名称こそないが、さながら「油汚染鳥洗浄講習会」そのものでした。

 汚染鳥は、クロガモ2羽で、1羽は比較的全身状態が安定している個体で、もう1羽は

貧血、低タンパク、低体温で状態は極めて悪い状態でした。
 一連の身体一般検査から血液検査を実施し、強制給餌後状態が安定している個体
より洗浄開始しました。
 黙々と洗浄をこなしながら馬場副会長は、講義をし、また多くの質問の受け答えを
こなして行く姿は流石でした。1羽目終了。

 次は、状態のよくない個体でした。このままにしておいても予後不良は覚悟で洗浄開始。
手早く洗浄作業を終わらせ、乾燥室を急遽ダンボールで作り、布団乾燥機、ドライアー

を使い乾燥工程をダンボールの室温を調整しながら観察をしていった。
 乾燥中にも水分と糖分の強制給餌を繰り返し実施。慎重に体温測定や局所にドライアー

で乾燥を繰り返した。

 比較的安定していた個体は、徐々に回復を見せていたが、悪い個体は気が抜けない
状態であった。

 午後4時過ぎに、講習会を終了した。
5時前、現地の獣医師2名を残し、現場を後にした。


WRV 大窪先生よりの報告



061028


茨城沖座礁事故 続報

○住民が2羽保護し、鹿島動物病院に搬入
○海上災害防止センターが2羽保護し、1羽は既に鹿島動物病院に搬入済み。
もう1羽も、鹿島動物病院に搬入の予定でいるそうです。
鹿島にある発電所付近にある防波堤に油が吹きだまりのように流れ着いていて、
これらの鳥はそこで発見されているようです。

また、既に昨日茨城県から、油汚染被害にあったクロガモ一羽の
保護・収容に関してWRV事務局が相談を受けています。

ということで、現在までに保護された油汚染被害鳥は5羽になりました。
とりいそぎ、現在の情報をお知らせ致します。


JEDIC 日本環境災害情報センターよりの報告



061018


茨城沖座礁事故 続報





鹿島港沖貨物船座礁事故現地調査報告

 

○事故経緯

 2006106日(金)午後520分ごろ、茨城県神栖市の鹿島港沖でパナマ船籍
貨物船「ジャイアントステップ」号(総トン数:約9万8千600トン、全長:3
00メートル。積荷:鉄鉱石19万1千トン)が座礁した。その後船体が折れ、油
が流出。事故当時、現場海域は2つの台風に刺激された低気圧の影響で荒れ模様で
あった。

 

○現地調査内容

20061010日(火)<皆川>

     事故現場付近の海岸(日川浜海水浴場)より事故船体を確認。

     日川浜海水浴場〜波崎海水浴場(約15km間)にわたり、油の漂着を確認。

     調査ルートでは、カモメ類、チドリ類、サギ類を確認したが、それほど数は多くない。

     波崎海水浴場付近の海岸で腹部に汚れがあるカモメ類1羽を発見した。

 

○まとめ

以上のことから、大規模な油流出(漂着)は認められず、また、季節的にも水鳥の数は
多くないため、大きな被害は至らないと考えられる。しかし、汚れのある個体が確認でき
たことから、
1週間前後に汚染に伴う衰弱により数羽程度海岸に打ち上げられる可能性がある。

 

連絡調整

     茨城県生活環境部環境政策課 鳥獣保護担当者 カスヤ氏

     茨城県獣医師会理事 小動物部会副部会長 茂木氏

     日本野鳥の会茨城支部 支部長 池野氏





061009


茨城沖座礁事故 続報
現在も船員の生死不明者がいる。
神栖市向川浜波崎浜の砂浜には、油は見られず。
カモメ、チドリ、カラス、ドバトが数羽群れていたが、油汚染は認めず。
ジャイアントステップ号を見に多くの人が浜に集まっていた。

WRV 須田先生現場視察よりの報






061006


i茨城沖座礁事故
パナマ船籍の貨物船「ジャイアントステップ号」が茨城県
神栖市の鹿島灘沖約2キロの海上で座礁。
詳細については、下記HPをご覧ください。

http://www.yomiuri.co.jp/

情報をお持ちの方は、恐れ入りますが、事務局まで、ご一報下さい。



060828


フィリピン重油流出
フィリピン船籍タンカー沈没で約20万リットルの油流出
真っ黒に染まる暮らし 漁民を直撃/除去は手作業
マングローブ林が被害を受けている。

(2006.08.27. 朝日新聞より)



060815


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http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20060815it04.htm

東インド洋でタンカー原油5200キロ・リットル流出
 商船三井に入った連絡によると、同社所有の大型原油タンカー「ブライト ア
ルテミス」(14万6463トン、シンガポール船籍)が14日午後1時(日本
時間午後3時)、東インド洋のグレートニコバル島(インド)西方沖で、遭難貨
物船の救出中に同船と衝突、右舷船尾部に横約5メートル、縦1メートルの穴が
開き原油約5200キロ・リットルが流出した。
 同社によると、日本の船舶会社が関係した原油流出事故としては過去最悪。
 同社によると、「ブライト アルテミス」は事故の約2時間前、火災を起こし
たシンガポール船籍の貨物船(1万208トン)から救助要請を受信。現場に到
着後、救命ボートに乗り込んだ船員らを救助しようとしたところ、風にあおられ
た貨物船と衝突した。現場は秒速10メートルの風が吹き、波が3〜4メートル
と荒れていた。
 「ブライト アルテミス」はオマーンとサウジアラビアで原油24万9997
トンを積み込み、千葉港に向けて航海中だった。現在、油の流出は止まってお
り、東に向けて航行中という。同社によると、原油が陸地に漂着する可能性は低
い。
(2006年8月15日14時1分  読売新聞)


060731


http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20060730it11.htm

レバノン空爆で重油流出、地中海の汚染深刻

重油が打ち上げられた海水浴場。重油にまみれたカニが真っ黒な砂の上を歩き
回っていた(レバノン市内で)=中村光一撮影 【ベイルート=柳沢亨之】イス
ラエル軍の攻撃が続くレバノンで、空爆を受けた火力発電所から1万5000ト
ンに上る大量の重油が漏れ出し、地中海岸沿岸が約80キロにわたって汚染され
る深刻な事態となっている。
 首都ベイルートの「アルラムレ・アルバイダ」公共海水浴場。「白砂」を意味
する砂浜が、真っ黒に変わり果てていた。重油のにおいが鼻を突く。魚の死骸の
そばで、黒い油にまみれた瀕死のカニが足をもがいている。
 重油が漏れ出しているのはベイルート南方30キロのジイエ火力発電所の燃料
庫。14、15両日に空爆を受けた。被害はシリアやキプロス、トルコにまで広
がる勢いで、国連環境計画(UNEP)は30日、「停戦後に専門家を派遣す
る」との声明を発表したが、肝心の停戦の見通しは立っていない。
 毎夏、1日8000人の客でにぎわう同海水浴場は静まりかえっていた。海の
家を営む漁師のアブドさん(40)は「美しい海はない、客もいない、漁はでき
ない、戦争は続く。どうしたらいいのか」と頭を抱え込んだ。
(2006年7月30日22時8分  読売新聞)


060718

大洲青島沖油流出事故の情報、とりいそぎお知らせいたします。

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http://www.ehime-np.co.jp/news/local/20060717/news20060717860.html
2006/07/17(月)
大洲青島沖貨物船沈没 流出油漁業被害の恐れ
 大洲市青島沖の伊予灘で15日に発生した貨物船同士の衝突事故で、松山海上
保安部などは16日、沈没した韓国船籍の貨物船「クサン」(1972トン)か
ら流出した燃料重油の回収作業を引き続き実施。県水産課などは油による漁業被
害の恐れもあるとして警戒を強めている。
 同保安部によると、流出した油は同日午後5時時点で衝突現場から北東約22
キロにある松山市釣島の手前約2・3キロにまで接近。その間の同市由利島では
海岸に一部油の漂着が見られるという。ク号からは依然、油の流出が確認されて
いる。
 県水産課は「具体的な被害報告は入っていないが、流出範囲は底引き網漁など
の操業海域に広がる」と懸念。地元漁協らに注意を呼び掛けている。

松山海上保安部HP
http://www.kaiho.mlit.go.jp/06kanku/matsuyama/


安島岬沖油流出事故

16日午前0時20分ごろ、福井県坂井市三国町安島の安島岬沖約55キロを
航行中のタグボート「海翔」(264トン)から「重油が海上に流出した」と、
敦賀海上保安部に通報があった。流出した重油は推定1万リットルとみられる。
乗組員が燃料用の重油をタンクに注いだ際、誤って容量を超え、あふれ出たとい
う。
 同保安部の巡視船が同日午前9時半ごろ、安島岬沖約65キロの海上で、長さ
約3キロ、幅約0.6−1.2キロの帯状に広がった油膜を見つけ、処理作業に
あたった。


情報をお持ちの方は、恐れ入りますが、事務局まで、ご一報下さい。


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